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安全な町に住もう  ⑤ :中国の環境汚染で毎年75万人が早死に

環境汚染が深刻な上に、国民にはそれを隠し続ける…独裁国家というのは恐ろしいものです。ギョーザ事件も同じだが…
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<中国の環境汚染で毎年75万人が早死に 中国政府が世銀報告から削除> (フィナンシャル・タイムズ)
中国の環境汚染に関する世界銀行の報告書について、中国政府が記述の3割近くを削除させていたことが分かった。環境汚染が原因でいかに大勢が早死にしているか明らかになると、「社会が動揺する」からというのが理由という。
 世界銀行が中国政府と共同で数年かけてまとめた調査報告によると、中国の大都市部を中心に、毎年75万人が環境汚染のせいで早期死亡していることが判明。原因は主に、大気汚染だという。
 世銀関係者や中国政府関係者によると、この報告書の草案が完成した昨年末、中国の国家環境保護総局(SEPA)と衛生部が世銀に対し、75万人が早期死亡しているという記述の削除を求めた。
 世銀調査チームの顧問らによると、中国政府は、環境汚染によって75万人が早死にしているという情報と、国内のどこで早期死亡が多発しているかを具体的に示す地図は、情報としてデリケートすぎるという理由から、削除を要請してきたという。
 調査に係わった顧問のひとりはフィナンシャル・タイムズに対して「この情報は公表してはならないと、世銀は中国政府に言われた。デリケートすぎる情報で、公表すれば社会不安を引き起こしかねないと言われた」と説明した。
 この報告に先立つ世銀調査によると、世界で最も環境汚染の進む20都市のうち16は中国にある。
中国政府側の調査チームをまとめた環境保護総局出身のグオ・シャオミンさんは、報告書から情報が一部削除されたのは、調査手法の信頼性について疑問が上がったからだと説明する。しかしグオさんは同時に、早死についてこのような情報が公表されれば「誤解を招きかねない」とも認めた。
「この統計結果は公表しない。報告書をあまり分厚くしたくなかった」とグオ氏は取材に対して話した。
 内容を削られた世銀報告「中国環境汚染のコスト(Cost of Pollution in China)」はまだ正式発表されていない。しかしインターネットでダウンロードできる抜粋版は3月に北京で開催された「持続可能な発展」をめぐる国際会議で公表された。
 この抜粋版からは、中国都市部の大気汚染によって毎年35万~40万人が早死にしているという調査結果が削除されている。さらに、屋内の汚れた空気が原因で毎年30万人が早死にしていると調査担当者らは言う。しかしこの件については、調査を委託した中国政府の目的から外れているため、内容についての議論はほとんど報告書に含まれていない。
 これに加えて、水質汚染が原因とみられる早期死亡は6万人に上るという。このほとんどは農村部で、劣悪な水質による激しい下痢や、胃・肝臓・ぼうこうなどのガンで死亡しているケースが多いという。
 調査チーム関係者らによると、世銀はこの早期死亡に関するデータを「不承不承に」削除することにしたという。
 環境保護総局と衛生部はともに、取材に対してコメントを拒否。世銀によると、中国政府は報告書の内容を精査している段階だという。
 世銀広報官は「3月の会議で発表した報告書の抜粋版は、まだ議論している途中の一部情報を掲載していない」と説明。調査結果は近く、複数の報告書という形で公表される予定だという。
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前回に引き続き、
※安全な街選びの重要な視点ランキング

・5位「自然環境」
 第5は「環境」でしょう。

 中国では、五輪で屋外で競技を行なうだけで、選手の健康に影響があるという報道がされていますが、それではそんなところに何年も住むことは果たして…。
日本の都市でも、中国ほど酷いことはありませんが、それでもそれぞれの地域の大気汚染は、皆さんが考えている以上に、愕然とするくらい差があるものです。
(参考:大気汚染地図情報
 そして、大気汚染の基準とは、「そこに何年も居住しても安全ですよ」という基準ではありません。「まあ、とりあえず目に見える健康被害は起こらない」ということです。そして、それも汚染物質一つ一つについての基準であって、2つ以上の物質の複合した影響など全く考慮されていません。過去の公害も、ずっと後になって人体への影響が確認されるケースがほとんどであることを考えると、居住する地域の環境は、良いにこしたことはありません。
 一度住む場所を決めてしまうと、長期間そこに住むことになります。ご自分や家族の健康を考えるとき、大気汚染を含め環境は、十分考慮することが望ましいでしょう。

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大気汚染の現状と対策 (環境再生保全機構HPより)
 人間は、生産活動や消費活動の結果、さまざまな排出物や廃棄物を生み出しています。その量がそれほど多くないときには、自然の浄化作用によって十分に処理されていましたが、排出物などが多量になって自然の処理能力をこえたり、自然の浄化能力に処理をたよれない新しい廃棄物がうまれてきたりしました。こうして自然環境の汚染がすすみ、生態系が破壊されて人間の健康にも被害が生じ、大気汚染をはじめとする公害問題が発生するようになりました。硫黄酸化物(SOx)を中心とする産業公害型の大気汚染対策は着実な進展をとげましたが、1970年代後半から大都市地域を中心とした都市・生活型の大気汚染が問題となり、なかなか改善されていません。また、地球温暖化などの地球環境問題は、私達の子孫が生存の基盤を失うほど深刻なものになりつつあります。
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山一證券を経て、現在エンタメ系企業の役員を務めるかたわらコンサルとして活動中の筆者のブログジャーナル。公金を毀損する輩・高齢者・弱い者を騙す輩を糾弾だ!
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宅建/社労士/証券外務員1種/1級FP…

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