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「3ナンバー車」売りつけるメーカーの反社会性!

前回の続きです。自動車メーカーは、資本の論理で日本の道路事情に合わない「3ナンバー車」を売り込みます。そして、その戦略に乗せられ、煽られやすく何でもイメージだけで判断してしまう消費者が、(カッコいい・憧れの)「3ナンバー車」を購入する。
 まあ、これが一般の商品であれば、問題はないでしょう。狭い4畳半の部屋に、あなたがダブルベットを購入したとしても、非常にアンバランスで、暮らしにくいのは、あなただけであって、他人に迷惑はかかりません。
 しかしながら、クルマは違います。事故が起これば人命にも関わる、非常に社会性のある商品です。
 この面で、「3ナンバー車」を日本で売りまくるメーカーの戦略は、非常に反社会的な態度に思えます。道路事情が欧米等他の市場と全く違い、非常に道路面積も少なく、幅員も非常に狭い、日本において「3ナンバー車」を増やせばどんなことが起こるかは誰の眼にも明らかです。(下記の資料参照)
 日米貿易摩擦において非関税障壁とされ、米国政府の圧力により規制緩和された結果が、現在の「3ナンバー車」へ続いています。いま考えると「3ナンバー」の規制は、経済的規制ではなく、国民の生命安全を守るための社会的規制であったことを痛感します。
そして、本来、貿易摩擦のため米国メーカー用に解禁した「3ナンバー車」を、国民の危険も顧みず、資本の論理で売りまくる自動車メーカーの姿勢は、普段「安全」だの「エコ」だの言いながら、所詮人命よりも儲けを優先する恐るべき本音が透けて見えているのです。

※<参考資料>:3ナンバー車を増やしては危険な理由とは!

●資料1:都市の道路面積割合の国際比較
日本の都市における社会空間(社会の共有空間)である道路の面積の割合は、欧米の都市に比べて大変低い。
ワシントンDC25%、パリ20%、ロンドン16.6%、東京都区部13.6%、新潟11.2%、熊本9.3%、
参考)多摩ニュータウン19.5%、港北ニュータウン22.0%
●資料2:歩道の整備は立ち遅れている状況
歩道の整備状況は、必要延長量の半分強に過ぎない。
特に、市街地において様々な人が安心して通行できる幅員3m以上の幅の広い歩道等の整備に至っては、未だ、必要延長量の4分の1程度に過ぎない。
~歩道等の設置率 約53%(必要延長約26万km)
●資料3:依然として多発する交通事故
近年の交通事故死者数は1万人レベルで推移するなど交通の安全を取りまく環境は極めて厳しい状況である。
自動車走行台キロ当たりの死者数で見ると、英米の約2倍前後の事故率であり、緊急に改善を図っていく必要がある。
~走行台キロ当たりの死者数対英米倍率:英2.13、米:1.71
●資料4:交通事故の現状
 日本の交通事故発生件数は、1970年(昭和45年)に最初のピークを迎えた後、1970年代後半(昭和50年代中盤)までは急速に減少しました。その後再び増加傾向に転じ、1992年(平成4年)には死者数が11,451人に達しました。その後死者数は減少傾向にありますが、事故件数、死傷者数は増加を続け、2000年こそ微減したものの、依然として過去最悪の水準にあるという厳しい状況にあります。
…資料出典:国土交通省 警察庁 


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山一證券を経て、現在エンタメ系企業の役員を務めるかたわらコンサルとして活動中の筆者のブログジャーナル。公金を毀損する輩・高齢者・弱い者を騙す輩を糾弾だ!
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宅建/社労士/証券外務員1種/1級FP…

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