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<実録:こうして高齢者は証券会社に騙される②>野村證券による80歳近い高齢者への金融商品販売法に基づかない証券取引の実態!

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ぼへー 最近では、インサイダー取引でそのコンプライアンス意識など全く無いことを露呈している野村證券。
その他にも~
・約2000億円の企業年金の大半を消失させたAIJ投資顧問の問題も、野村証券の元ヤリ手営業マンの浅川和彦社長が主導しています。
・オリンパス事件も、野村OBの中川昭夫容疑者が指南役となって、犯罪のスキームを構築しました。
~このように見てくると、野村證券にコンプライアンスなど求める方がバカに思えてきます。

<実録:こうして高齢者は証券会社に騙される!【第2回】>
 このシリーズでは、私の身近で起こった野村證券による高齢者に対する証券取引被害の実際の事例を公開することで、高齢の親御さんを持つ皆様へ注意喚起となり、同様の被害を多少なりとも減らせれば幸いです。
平成13年に施行された「金融商品販売法」や「金融商品取引法」の改正などによって、それまで殆ど顧られなかった投資家保護(特に高齢者)が、法制化され金融機関も重視するようになった・・・と建前上は、言われています。
しかし、今回の実録を読んでいただけば、そんな建前をよそに、高齢者に対する証券金融取引の実態が、いかに業者のやりたい放題であるかを実感頂けるでしょう。
その上、被害に遭った場合、救済してくれるはずの金融商品取引法上の指定紛争解決機関が、理解力判断力の衰えから騙された高齢者向けには出来ておらず、ほとんど機能しない実態であるかも、当事者でもない一般の方は、実感が湧かないものです。
高齢者ご自身や高齢者のご家族の方は、必見です。
高齢者の証券被害が、実際にどのように起こるかを知っておくことで、このような被害に遭わない様に、十分な話し合いや対策をしていただきたいと思います。
※(注)ちなみに、野村證券は、今回の件に関し、全く正当で何の問題もない取引との見解であることは、申し添えておきます。
後は、この実録から読者の皆様が、ご判断下さい!

<野村證券による80歳近い高齢者へ証券取引被害:何が問題なのか>
 前回は、野村證券M支店における高齢者の証券取引被害の概要をお届けしましたが、このケースにおいて「何が問題か?」「どうして金融商品販売法によって高齢者は守られないのか?」、理由を挙げていきます。

<高齢者が証券会社に騙されてしまうワケ①>
→ 「若い頃リスク商品を取引したことがある客は、高齢者になっても原則としてリスク商品を取引できる客(カモ)として扱われる!」

 金融商品取引法金融商品販売法・消費者契約法などに代表されるような「消費者保護」(特に高齢者)の機運の高まりを受け、金融業界でも、リスク商品の販売は、「70歳以上」・「75歳以上」などと各社により取扱いに違いはありますが、新規の口座開設・取引を自粛したりしています。
つまり、証券会社も、さすがに、それぐらいの高齢者は、リスク商品を正しく理解・判断できないと考えているわけです。

 しかしながら、今回のケースのように、「高齢になる前にリスク商品を取引したことがあり、口座を開設してある場合・・・
(~建前は別に営業の現場では~)証券会社は、「過去にリスク商品を購入して口座を開設している高齢者」=「現在もリスク商品を購入できる高齢者」として取り扱います。
しかし、これは本当に正しい取り扱いでしょうかね?
高齢者を家族に持つ者にとっては恐ろしい実務の運用であるといえます。
過去に、株式・投信などリスク商品を取引したことが有るからと言って、その高齢者は、理解力や判断力が落ちることは無いとでもいうのでしょうか?
過去にリスク商品を取引したことと、高齢となった現在リスク商品を理解できるような状況であるかどうかとは、関連がありませんね。
過去にリスク商品を取引していた方でも、高齢になれば理解力や判断力はどんどん落ちます。
新規の顧客だけ、70歳なり75歳で「口座を開設しない」「リスク商品を販売しない」などという運用は、ほとんど形式的で意味がありません。
金融機関が対外的に「高齢者保護に、取り組んでいますよー!」というアピールといっても過言ではありません。
実際、75歳までリスク商品をずっと取引することが無かった方が、75歳を過ぎて、初めて取引しようとすることなど非常にレアなケースに過ぎないでしょう。
証券会社は、「75歳以上の高齢者には新規に口座開設しません・・・」「我が社は、高齢者保護に留意・・・」などと言いながら・・・
75歳より前に、リスク商品を取引し、口座を開設している高齢者に関しては、「リスク商品を取引するには、理解力や判断力が有る!」との前提に立ち、その高齢者が多少ボケようが、リスク商品を立て板の水が如く説明して、販売してきます。
(逆に、証券会社の本音としては、後見が必要な程度でなければ、多少ボケてくれた位の方が、営業マンの言いなりでやりやすい!)
本当に、これは高齢者の家族にとって実に恐ろしい事態です。

<金融商品取引法・金融商品販売法の描いた「理想・理念(≒高齢者などの金融トラブルを無くす!)」と乖離する「実態」>
 下記の「知るぽると:金融広報中央委員会ホームページ」の用語解説にも見られるように、「金融商品取引法」・「金融商品販売法」が新設・改正されたことにより、我が国の金融行政は、それまでの「業界の規制・監督」中心で「業界の利益や育成」に偏った行政から →「業界の規制緩和」を進めつつ「高齢者などの消費者保護を強化する行政に変わった」と言われています。
      ↓
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「知るぽると:金融広報中央委員会ホームページより」

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ぼへー 法改正後、金融・証券業界は、規制緩和され、行政の監督は行き届かなくなり、ワケのわからん悪徳な業者も跋扈するようになりました。
それでも、その代りに、高齢者をはじめとする「消費者の保護」が強化されているなら良いのですが・・・そちらは、実際には進展していません。
進展したのは、金融機関が「説明義務を果たしました!」と抗弁できるように、形式上の書面(契約書・同意書・確認書・・・)を(理解できるわけもない)高齢者から念入りに取り揃えることだけです。
高齢となり理解力や判断力が衰えて、十分に理解していない高齢者にリスク商品を売り付けることは、いくら形式的な確認書などの書面を書かせた所で、家族にとって納得できる取引とはなりません。
金融商品取引法・金融商品販売法が求める「説明義務」や「適合性の原則」は、実際の営業現場では、全く顧みられることがないのが実態です。

<理解力や判断力が衰えた高齢者がいらっしゃるご家族が十分認識しなくていけないこととは?>
<高齢者家族の幻想>
<1>金融商品取引法・金融商品販売法などが制定され、消費者保護が強化されたから、・・・
    「証券会社も高齢者との取引には十分な説明をし、リスクの高い商品など薦めないだろう。」
      ↓
  A:従前から取引口座を持つ高齢者に対しては、建前は別に、実際の営業の現場の実態としては、リスク商品を取引できる客として扱われます。    
    高齢者であろうと、投信・仕組債などリスク商品を売り付けられているのが実態!

<2>金融商品取引法・金融商品販売法などが制定され、消費者保護が強化されたから、・・・
    「うちのおじいちゃんみたいにチョット理解力が落ちた人の取引なら、後で取消や賠償の話し合いが出来るだろう・・・」
      ↓
  A:ちょっとピンボケした高齢者であろうと・・・取引の取消や賠償などには、一切応じません。    
    周到に取り揃えた契約書・確認書などをタテに~
    「ちゃんと説明し、リスクもご了承された正当な取引でございます!」
    「まだまだ、よくご理解されてますよ~!」
    ~と慇懃無礼に追い返されますよ。 

 結局のところ:「金融商品取引法・金融商品販売法などが制定され、消費者保護が強化された・・・」などというのは、建前に過ぎず、リスク商品を取引したことがあり、証券口座を開設している高齢者は、家族が多額の投信などを買わされたことに気付いた頃には、時すでに遅し!ということです。

<難しい高齢者の家族の対応>
 証券会社の現実の営業姿勢は、このような状態ですから、リスク商品の取引をしたことがある高齢者の家族の取り得る対策は、なかなか難しい問題です。
完全にボケて事理弁識を失っているような状態の高齢者であれば、成年後見人や保佐人を選任すれば良いでしょうが・・・
本当に難しいのは、そこまでボケているわけではなく、通常の生活を送る分には問題ないが、証券営業のような詐欺まがいの連中に、小難しいリスク商品の説明されてもチンプンカンプンな高齢者です。
証券会社の側は、このような高齢者は、(建前は別に)全く普通にリスク商品を取引できるものとして扱いますから・・・
高齢者の家族としては、「証券口座を解約させる」といった対策が、本当は必要です。
しかし、「まだまだ俺は大丈夫!」と思っている(実はだいぶピントのボケた)高齢者にそれを認めさせるのは、難しいものですし、普通に生活することは、何とかできているので、「証券会社に騙される」といったことが起こるまでは、家族も「まあ何とかなるかしら・・・」と思っていることが多いものです。
そして、結局、証券会社に、高齢者がリスク商品を買わされてしまいます。

<後見が必要なほどではないが、高齢で理解力・判断力が落ちている高齢者こそ野村證券の狙い目!>
そして、野村證券に~
「十分に説明し、理解して買っていただきました・・・」
「必要な書面もしっかりご記入いただきました・・・」
~と、木で鼻をくくったように自社の見解を告げられるだけ。
家族の心は、怒りに高まります~
「物忘れも大分酷くなってきて、金融商品など理解できるわけもないこと位、本人と話せば分かりそうなものだ・・・」
「自分が何を買ったかも、ちゃんと理解していないのに・・・」
「野村の営業に、いいように騙されている・・・」
~「消費者(投資家)保護」というお題目は、どこへ行ってしまったことやら?


~~ 続 く ~~





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山一證券を経て、現在エンタメ系企業の役員を務めるかたわらコンサルとして活動中の筆者のブログジャーナル。公金を毀損する輩・高齢者・弱い者を騙す輩を糾弾だ!
※保有資格
宅建/社労士/証券外務員1種/1級FP…

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